殉教高校の出戻り神父

11月に見た夢だ。
高校野球、甲子園に応援に来ている。
アルプスは超満員。
ただ、いつもと雰囲気は違う。
アルプススタンドは4列くらいのブロックに区切られ、
それぞれの応援団は縦に4列の狭いブロックに
整然と並べられている。


僕は内野のネットに一番近い最前列に座っていて、
となりの応援席をみると、
アルプスの一番上、
広告が掲載されている場所に、
高校名が書いてある。
関東 滝本郡代
殉教高校。。。かっこいい
すぐにファンになった。


殉教高校のことをもっと知りたかったが、
ドキュメンタリー映画のテープの文字おこし、
期限教えてくださいなんて、
試合観戦の途中で質問されて、
すっかり現実に引き戻されてしまった。


殉教といえば、江戸時代の切支丹を思い浮かべるが、
僕もすこしばかりキリスト教とは縁があるのだ。
京都にいたころに、一時期神父をやっていた。
福岡や名古屋への出張があり、
30組くらいのカップルの結婚式を執り行った。
彼らの名前、横に振り仮名をかいた札をもらい、
その横に僕は彼と彼女の特徴、様子を書き込んだ。
もちろん、そんなことをする必要はない。


明日は友人の結婚パーティである。
そこで僕は久々に神父をすることになった。
パーティとはいえども、
最初から最後まで大真面目に勤めるつもりである。
僕の中で一切の妥協はない。
神父をしているところは、
いままで知人にはだれもみせたことがなかった姿であるので、
晴れがましい気分である。