編集術の秘密はここだけの話

ISIS編集学校の“編集術の秘密”について書いているので、口の軽い人は読まないでくださいね。
(ちょっとまねしてみました^^)


以前http://d.hatena.ne.jp/kenjuman/20081013書いたが、
編集稽古が始まった。
稽古といってもまあ遊びみたいなものなんだけど、
遊びを侮るなかれ。
遊びの中には編集術がいっぱいというわけだ。


いまは【情報の収集と分類】という段階なのだが、
どんなことをやってるんだと興味があるひともいるだろうから、
いくつかすでに編集稽古で使われたものをここで紹介してみようかなと思う。


【編集稽古001番:コップは何に使える?】
5分という時間を決めて、どれだけ考えられるかをやってみる。
自分の思考のくせみたいなのがつかめる稽古だ。
他の人の回答や指南も送られてくるのだが、
これが思いもつかない考え方をしてくる人も結構いて面白い。
回答のくせというのもありそうだ。


【編集稽古002番:部屋の中に何があるのか】
部屋の中にあるものを部屋をみずに、これも5分以内にできるだけ書き出す。
そのときに自分の頭の中の注意のカーソルがどんなふうに動いたかを意識する。
これもカーソルの動かし方は千差万別。
その動かし方に性格でてるなあと感心した。


【編集稽古003番:部屋にあるもの・ないもの】
1)「部屋の中にあるもの」で、好きな人に見せたいものを集めてください。
2)あなたの「部屋の中にないもの」を思い浮かべてください。
3)「部屋にあるもの・ないもの」から離れ、「町のコンビニエンス・
ストアにないもの」をあげてください。


3つ目は2の続きなのだが、「フィルターをかける」ということを意識する。
1)は好きな人にみせたい
2)はないもの。不足のフィルターだ。
3)は他の場所での不足のフィルター。
さて、あなたはどれがやりやすかっただろう?
そしてどんなフィルターをかけただろう。
人は情報を集めるときに無意識でフィルターをかけている。
自分のフィルターのくせを意識したり、フィルターの引き出しを増やすことで
情報収集のスピードは増すだろう。
こちらは時間は15分。


この稽古は毎回、自分がどのように連想していったかを振り返り、記すことになっている。
どうですか?
面白そうですか?
やってみたい、でもやってみたあとよくわからんという人は、
僕まで回答を書いてメールをください。
時間をみつけて指南しましょう!
友達どうしでやってみて、回答をみせあうのも面白いんじゃないかな?