秋に食べる竹の子

秋に食べる竹の子といっても、中国産竹の子水煮というわけではない。
秋に生えてくる竹の子があって、四方竹(シホウチク)という。


先だって書いたhttp://d.hatena.ne.jp/kenjuman/20081009林芙美子記念館でもこの四方竹の竹の子が生え始めており、
雨の中いくつもの竹の子をみつけたことをつい書きそびれてしまった。


この四方竹、四方竹というだけあって四角い。
竹はまるい、僕もそう思っていた。
四方竹は見ているだけではわからないが、
さわってみるとかくかくしているわけではなく、
角がとれた子供用の積み木のようなさわり心地である。
なにやら竹という見た目から想像するのとは違った触感が指先に残り、
ちいさななうれしさがこみあげてくる。


秋に生えるは、四角いは、四方竹なんだかかわいらしいやつである。
昨日はじめて四方竹が食卓にでた。
春先の破竹の煮物と味わいは変わらず美味だった。


今日、京都の友人から黒豆の枝豆が届いた。
たいへん美味だからと太鼓判を押されたので心して食べようと思う。
有朋野菜自遠方来 不亦楽