ISIS編集学校開講

今日からISIS編集学校の「守」コースが開講した。
これは言葉どおり、編集を学ぶところなのだが、

「編集」とは、おおまかに言えば、情報を集め一定の形に整理し、理解して誰かに伝えるまでのプロセスを指しています。

というように定義している。
つまりは狭義の編集ではなく、世界にあるあらゆる情報を編集というくくりで考えてみようという試みである。

学校長の松岡正剛さんの『知の編集術』の中で、

すでにわれわれは二十世紀においてだいたいの主題を提出し、その展開が意外にも難題をたくさんかかえていることを知った。たとえば平和、たとえば教育問題、たとえば安全保障、たとえば経済協力、たとえば環境保全、たとえば飢餓脱出(中略)


おそらく問題は「主題」にあるのではない。
きっと、問題の解決の糸口はいくつもの主題を結びつける「あいだ」にあって、その「あいだ」を見出す「方法」こそが大事になっているはずなのだ。

と書いている。
まったく同感なのだが、社会にハウーツー本や自己啓発書、ビジネス書があふれ、さまざまな方法を提示するセミナーがあることでも多くの人の関心は「主題」から「方法」に移っているのだろう。


そこで「方法」の根っこみたいなものを系統だてて学んでみたいと思ったのが今回の受講のきっかけとなった。
この学校はインターネット上の学校で、3日おきに問題が出題されるという形だ。
これから自分の中で新しい発見やきづきがあれば、この場で大いにシェアさせていただきたいと思う。