吉村堅樹:烏来でサービスについて思う。

僕はマッサージが好きで、いろいろなお店に行ったりしたのですが、
烏来http://www.wulai.co.jp/というマッサージのお店が最近では一番気に入っています。


マッサージということでいえば、選ぶ基準を
店と人に分けることができますよね。
店は店内の雰囲気、料金、付帯サービスなどでしょうか。
人で言えば接客、技術ということになるでしょう。


マッサージですから、その中でも重要なものは技術になります。
この技術、マッサージの店ならどこもしっかりしているかといえば、そんなことは全然ありません。
店長、もしくはそれに準ずるポジションの人はそれなりに技術を習得していますが、人手不足なのか技術がおぼつかない人間が施術を行っていることもしばしばあるのです。


烏来はおそらくほぼ中国人がマッサージ師として雇われています。
またそのほぼ全員日本語はおぼつきません。
しかし、彼らの全員(今まで担当された人)がマッサージの高い水準の技術を習得しているのです。


僕の言うマッサージの高い水準の技術というのは、
1.圧をかけるときその力を分散させたり逃がしたりすることなく集中してかけることができること
2.的確な場所にその圧をかけることができること
というように考えています。
これらが全員できているというのは、彼らはどこか虎の穴のような厳しいマッサージ師養成期間にでも入り、習得してきたんだろうと思わされるくらい判で押したように高い水準をクリアしているのです。


このように総じて従業員が高い水準をクリアしているようなサービスを受けると、「ああ、この店は信用できるな」という思いを持ちます。
また誠実に客に対して対応しようとしていることがわかり、受けたサービス以上にうれしくもなるのです。


食事でいうと、おいしい食事ということになるのでしょうが、その条件をクリアしている店はマッサージ店よりも随分多い気がします。
そうすると次の条件雰囲気や接客が条件としてクローズアップされてくるんでしょうね。
サービスというのは、そのサービスを提供しているところのポリシーがはっきりとそのサービス自体に映し出されるものだなとあらためて思いました。
吉村堅樹: