『自助論』休むのはまだ早い

自民党総裁選が話題の的のようだ。
話題の的ではあるのだが、多くの日本人が誰になるのかは暇つぶしの話題として興味があるが、
所詮自民党がやっても、民主党がやっても変らないだろうね、なんて思っているだろう。
僕もそのような傍観者の一人である。
選択肢がないとぼやいている一人である。


その僕のような国民に対し、『自助論』でスマイルズはこのように言っている。
「立派な国民がいれば政治も立派なものになり、国民が無知と腐敗から抜け出さないければ劣悪な政治が幅をきかす。国民の価値や力は国の制度ではなく国民の質によって決定されるのである。」

1章 
自助の精神
 人生は“自分の手”でしか開けない!
2章 
忍耐
 努力が苦でなくなる法
3章 
好機は二度ない
 人生の転機を生かす力
4章 
仕事
 向上意欲の前にカベはない!
5章
意志と活力
 自分の使命に燃えて生きる!
6章
時間の知恵
 「実務能力」のない人に成功はない
7章 
金の知恵
 楽をするためには汗をかけ!
8章 
自己修養
 頭脳と心・体の効率のよい鍛えかた
9章 
すばらしい出会い
 人生の師・人生の友・人生の書
10章 
信頼される人
 人格は一生通用する最高の宝だ!

現代に生れ落ちた自分の状況を鑑み、
それがあまりにどうしよもないものであったとしても、
与えられた「受難は天に登るための階段だ」と思えばいい。
「困難と闘いながら、人間は勇気を高め、才能をみがき上げていく。われわれの敵は、実はわれわれの味方なのだ。」


そう、その困難に目をそむけ、いつまでも打ちひしがれていても仕方がないではないか。
「人間は、幸福と進歩を生み出すものに考えを向けるだけの意志力を持っている。反対に、不幸や退廃からは目をそむける力もあるはずだ。他の習慣と同じように、ものごとを楽天的に考える習慣もこの意志力から生まれてくる。(楽天性を育て上げる教育は、知識や素養をめいっぱい詰めこむよりはるかに重要な教育といえるだろう。)」


もう、遅いって?私には無理だって?いやいやそんなことはない。
「不可能という言葉は、愚者の辞書に見ゆるのみ」
あなたや私は愚者ではないはずだ。
あのスカンジナビア人が刻んだ紋章を見よ。
「われは道を探す。道なくば道をつくる」


さあ、これからはじめよう。
休むのはまだ早い。
「休息なんて、あの世に行けば誰でもできるじゃないか」