『ショーケン』傷だらけの天使
『ショーケン』買ってしまった。読んでしまった。
神様お願い
ショーケンと呼ばれて
マカロニ?冗談じゃねぇよ
『傷だらけの天使』
酒と女とマリファナと
いや、そりゃないっすよ
おれと、もう一本やろう
予感
留置所
薬缶が鳴った
大阪で生まれた女
別れる理由
本気になる
事件
ショーケンのことをちゃんと意識したのはもう大学のときで、
飲み会のあと二日酔いで寝ていたら、
下のステレオからは聞いたことがある曲が
聞きなれない歌声で。
『大阪で生まれた女』がかかっていた。
二日酔いの頭に
ショーケンの声はやさしく響いた。
そのときからショーケンのことは気になって仕方がなかった。
みんなが優作だっていっても、僕はショーケンだった。
アンドレ・マルロー・ライヴ
『シャ・ラ・ラ』でみせるショーケンの笑顔がたまらなく愛しい。
http://jp.youtube.com/watch?v=lMolTWoVbgw
夜のヒットスタジオでの『Hello my jelousy』
“愛していれば こんなにも お前を憎く思える”
http://jp.youtube.com/watch?v=4gxB2-FLuGI
『ショーケン』は書評なんかをみてると、
本人が書いてないとか
ゴーストライターが二人で書いているとか、
1年後には半額で中古に売り出されているとか書かれているが、
そんなことはどうでもいい。
「生きる」ということに対するショーケンの誠実さ、
やさしさがつたわってくる本だったと思う。
何度も何度も刑務所にはいり、
数々の女性遍歴を繰り返し、
恐喝で起訴されたのは記憶に新しい。
彼は許されないことをしたんだ。
こんなふうに人はいうのかもしれない。
許さないのは誰なのだろうか?
許さない人がいて
許してくれない人がいて
そして「赦す」人がいる。
僕は・・ショーケンをスクリーンで見れる日を楽しみにしている。