『ショーケン』傷だらけの天使

kenjuman2008-08-20

ショーケン』買ってしまった。読んでしまった。

神様お願い
ショーケンと呼ばれて
マカロニ?冗談じゃねぇよ
傷だらけの天使
酒と女とマリファナ
いや、そりゃないっすよ
おれと、もう一本やろう
予感
留置所
薬缶が鳴った
大阪で生まれた女
別れる理由
本気になる
事件

ショーケンのことをちゃんと意識したのはもう大学のときで、
飲み会のあと二日酔いで寝ていたら、
下のステレオからは聞いたことがある曲が
聞きなれない歌声で。


『大阪で生まれた女』がかかっていた。
二日酔いの頭に
ショーケンの声はやさしく響いた。


そのときからショーケンのことは気になって仕方がなかった。
みんなが優作だっていっても、僕はショーケンだった。


アンドレ・マルロー・ライヴ
『シャ・ラ・ラ』でみせるショーケンの笑顔がたまらなく愛しい。
http://jp.youtube.com/watch?v=lMolTWoVbgw

夜のヒットスタジオでの『Hello my jelousy』
“愛していれば こんなにも お前を憎く思える”
http://jp.youtube.com/watch?v=4gxB2-FLuGI


ショーケン』は書評なんかをみてると、
本人が書いてないとか
ゴーストライターが二人で書いているとか、
1年後には半額で中古に売り出されているとか書かれているが、
そんなことはどうでもいい。


「生きる」ということに対するショーケンの誠実さ、
やさしさがつたわってくる本だったと思う。


何度も何度も刑務所にはいり、
数々の女性遍歴を繰り返し、
恐喝で起訴されたのは記憶に新しい。


彼は許されないことをしたんだ。
こんなふうに人はいうのかもしれない。
許さないのは誰なのだろうか?


許さない人がいて
許してくれない人がいて
そして「赦す」人がいる。


僕は・・ショーケンをスクリーンで見れる日を楽しみにしている。