『天才のヒラメキを見つけた!』天才の脳トレを見つけた!

羽生さん以外はそれぞれの著書を一通り読んだことはあった。

第1話 記憶の仕方 羽生善治

第2話 勝つ発想法 羽生善治

第3話 頭は良くなる! 川島隆太

第4話 俺が作ってみせる! 岡野雅行

第5話 昨日の私と今日の私は同じなのか? 養老孟司

第6話 養老孟司ができるまで 養老孟司

第7話 失敗学から創造学へ 畑村洋太郎

第8話 本当はおもしろい数学 畑村洋太郎


それぞれの話はそれぞれの著作で言っていることの繰り返しといってもいいだろう。
その中で印象に残ったことは、
羽生さんのところでの家族で将棋の三面指しをやっていたという話。
小学生の羽生少年は父・母・兄弟と同時に三面指しをやっていたのだが、
普通とちょっと違うのは旗色が悪くなったら相手と自分の立場を逆にできるというルール。
これで羽生少年は極端に勝ちすぎない、
相手が善手を打てば善手を
悪手を打てば悪手をうつというように指すことを覚えたらしい。
こういうのは将棋以外にもいろいろ楽しめそうだし、
ゲームじゃなくても、文章や絵を交換して遊んでも面白い。


川島教授のところでは朗読のすすめというのがあって、
朗読なんて時間かかってちょっとなあという抵抗があったのだが、
黙読している合間にちょっと朗読をいれてみたら意外に楽しい体験だった。
これからも家で読むときにはちょっといれてみようかなと思ってる。


このような天才たちに共通していえることは、
脳の無意識の部分を意識しているということ。
酒もタバコもやらない人が多いということ。
天才は自分の脳のケアにはおこたりがないようである。