羅針盤と仕組み

kenjuman2008-08-01

1時間半を少し延長して1時間45分という短い時間。
セミナーはテンポよく進み、それでも予定の時間を15分オーバーした。
遅れて入った会場はすでに500人もの人で埋め尽くされ、最後列に座った僕からは今までのセミナーでは表情まではっきり見えていた勝間さんの相棒のじょうねんさんの姿も親指の先ほどの大きさにしか見えなかった。


短いセミナーですから、演習時間も多くて1分半くらい、短かったら数十秒というテンポでセミナーは進んでいきます。それでも問題なく進んでいくのは、今回の人生戦略策定セミナーが、勝間さんの書籍に書いてあったことが勝間さん自身の口から焦点を絞り込んだ形で伝えられるという内容だったからだと思う。
書籍に書いてある内容ではあるのだが、短い時間であっても演習を取り入れること、直接勝間さん自身の口で語られているということ、書籍の内容を実践的なものにリフォーカスされているということで、多くの人にとって単なる焼き直しではない刺激的な時間になったのではないだろうか。


もちろん僕にとってもそうだった。
今回語られたことは、人生の羅針盤とそれに向かうための習慣をもつための“仕組み”づくりのことである。
羅針盤の中で漠然としたものはミッションステートメント定量的なものは予定に分ける。そしてミッションステートメント、予定は3年後そして1年後とSMARTで書き出す。
羅針盤ができたら、予定を分解して、KPI(key performance indicator)をつくり、良い習慣・悪い習慣を決める。良い習慣を実行し、悪い習慣を遠ざける“仕組み”を導入する。まとめるとこんな感じでしょうか。セミナーに来てなかったり書籍を読んでいない人からするとなんのこっちゃですが。
今まで仕組みは導入しつつも羅針盤を明確化してなかったことを恥じつつ、早速今日実行させていただきたいと思います。


勝間さんのセミナーは4回目なのですが、勝間さんのテーマを推測すると直接に感触を得るということ、書籍を読んでも実践できていな人に対する更なる実践の仕組みづくりということだろうか。
最近、ベストセラーになった本の実践版という形で発行される書籍をときどき見かける。
勝間さんのセミナーが実践という仕組みづくりの実験の場であるとすると、いままでの書籍の実践や演習だけに的を絞った書籍がつくられることも今後ありうるのかなと思う。


セミナーに行ったら『インディで行こう!』をいただいた。実はこれ勝間さんの本の中で、女性のための本なんじゃないの?と読んでいなかった1冊。
これはセレンディピティ?今日読もうと思う。