少子高齢化は悪いのか?

少子高齢化問題というのが、将来の日本の経済に悪影響を与える問題として語られている。
すし屋の親父までも「若い人にはどんどん子供を生んでもらわないとねえ」などと当たり前のように言っている。

それにしてもこの国はネガティブスピークが好きな国だなと思う。
少子化高齢化でこの国はいったいどうなってしまうんだあー。僕たちの将来は暗澹たるもので、この窮地を脱するためには子供をどんどん生んでもらう。生んでもらうために少子化対策だ!っていう論調が一般的です。
現状を踏まえた上で、将来を明るく語ることはできないのだろうかと思う。

僕が子供のころまでは、人が多すぎるという印象だった、それが10年くらいでもう人口減少だと騒ぎ出す。そんなことよりも現状を肯定的に受け止めて希望を持てるようなストーリーを語ることが、結局少子化対策にもつながるんじゃないか。
アカルクナイミライに誰が子供を欲しがるのか。

高齢化社会というのは、必ずしも体が弱り自分では動けない弱者たちの集合ではないと思う。
健康で知恵がある賢者の集合であることも十分にありえることだ。

僕自身は、少子化のほうがいいと思っているわけではもちろんない。子どもはだいすきだし、子どもと一緒に過ごすことはすばらしい時間だ。あと許されるならば15人くらい子どもがほしい。

しかし、この少子高齢化問題の語り方はやはりしっくりこないのである。