ルオーとマティス


昨日は汐留で行われているルオーとマティスの展覧会に行ってきた。

マティスのJAZZが目の高さに4つならんで、透過光を受けて丸みを帯びた壁にかけられている。


乳白色、少し暖色がかった光、右がわが少し高く左側が少し低いそんな印象で絵がかけられている。
真ん中には黒い革張りのベンチ。老若とも男女ともつかない人間が、絵を見るとも、休むともつかない様子で風景や絵画空間と一体化したようにそこにある。
展覧会場でそこだけが特別な空間のような感じがした。
白い壁の向こうを抜けるとヨーロッパのエーゲ海の美しい灯台の中であるかのようなそんな錯覚さえ覚えた。
眩暈がした。刺激的な空間だった。

ジョルジュ・ルオーの花束のステンドグラスも美しかった。