思考の補助線


「思考の補助線」の中で「創造性を神秘化しすぎている」という一説があった。
これは僕もいつも感じる現代の違和感のひとつである。

なぜ、こうも表現者をなのる人間がいるのか。アーティストなどと名乗る人間がいるのか。
無から有が生まれることはないのに、まるで無から有を生み出したかのように勘違いをして、神を気取るのではないのか。

茂木さんは「思考の補助線」の中で批評性の欠如についても言及されていた。
僕はいつも怒りを感じていた。怒りはエネルギーを生み出すが、しかしこの怒りにずっと悩まされてきたのも事実だ。
怒りを抑えることが必要なのではないかとも思っていた。
しかし、そうするとやはり違和感が生じてくる。自分の修行がたりないのか。

でも、いまはこのエネルギーを力にして、着実な結果を出していければいいのだと思う。