東京かんざし大阪かんざし

知り合いの社長が道頓堀にオープンさせた串やきの店・かんざし。これの直営店の運営とフランチャイズについて話しました。直営店で資金を出し合って株をもちあい、フランチャイズを広げたときに生まれる利益を分配したい、それにうちもかまないかという大雑把に言えばそういう話です。フランチャイズが10店舗あれば箸袋だけで月60万儲かるとか、皿が割れたらそれもまた売ってお金にできるとかまあ相変わらず社長はそんな話ばかりしていましたが。

で、実際その社長がオーナーのかんざしにいってみました。味は実はかなりおいしいんですよ、これが。思ってたよりずいぶんおいしいし、値段も安そうにみえます。肉は昔、僕が以前大阪にいったときに連れて行ってもらった焼肉屋から仕入れているらしく、ほんとおいしいです。
ですが、このお店のコンセプトというのが見えてこない。僕は串でかんざしというこの名前と売るものの組み合わせはかなりいいなと思ったんです。で、串はかんざしにしたほうがいいですよ、とかアドバイスはしていたのですが、皿は統一されていないし、串はもちろんただの竹串だし、内装も黒塗りの竹でぱっとしない、トイレもガランとしていて寒々しい、また串の店なのに黒板にかいてあるおすすめメニューが串ではない、などなど。ちょっとどうなんやろ、これはと思いました。社長にはもったいないですよ、これは。という表現で伝えましたが。

実際見てみて話を聞いて、思ったことが、これ僕らがやったらもっといい店できるんじゃないかな、僕らがやったらもっと流行らせることできるんじゃないかってことです。
串をかんざしにして、コースターには刀つばを印刷、朱塗りの格子の内装にし、串入れも竹筒ではなくて穴があいた針山のようなものに串をさして、食べ終わったあとも綺麗にみえてもいいんじゃないかとか。

食べることはもともと大好きなんで、飲食やってみたいな、できるんじゃないかなって気持ちがちょっと生まれました。