ニコニコ動画について

ニコニコ動画が単月で黒字転換するというニュースが数日前にcnetjapanに掲載されていた。
http://japan.cnet.com/panel/story/0,3800077799,20358670,00.htm
そこで、コラムとして書かれていたもので、ニコニコ動画が成功した理由として、有識者がコメントをしているのだが、その中のクロサカタツヤ氏のコメントで、ニコニコ動画の魅力を

・ビジネスっぽくない
・サービスとしてちゃんとしようとしていない
・お客さんを囲い込もうとしていない
ユルさなんて書くと「なんだ彼らはふざけているのか」と言われそうですし、実際そう批判・揶揄する向きもあるかとは思います。ただ考えてみれば、そもそもお客さんの顔すら見えない段階からビジネスモデルがどうの、サービス要件がどうの、と定石をマジメに考えすぎるのは、ひょっとしたら実は地に足着いていないんじゃないか、とも思います。 <<

僕たちが何かのサービスについて考えるとき、まずそれをどうしてお金にするのか、課金するのかということから考えがちです。

それって、結局自分で自分の首を絞めている部分もあるんじゃないか、発想を敢えて貧困なものにしてしまって。
まず自分がつくってみたいサービスを考えてみる、面白いと思えるサービスを考えてみる、そこからスタートすることが発想を柔軟にしていくんじゃないかなとも思う。

一昨日はNHKでプロフェッショナルの流儀で京都の堀川高校を特集していた。
ここは5年前まで国公立大学に5人しか合格していなかったのが、いきなり130人合格するような高校になった。授業に探求科というのをつくり、1週間に2時間探求という時間をつくる。その2時間でなんでも好きなことを研究していい。それがかなりびっくりするような専門的な研究をしたりしていた。

人は自分が興味があることをやれば、必然的にそれ以外のことも勉強をするし、やる気もでるという話。