独断的構造改革案

僕がどうにもこれはいらないと思っているものが二つあって、
それがタバコと自動車だ。

タバコは本人の体に悪いだけでなく、町を汚す、さらに副流煙によって周りの人にも悪影響を与える。気持ちよくなることもないのにやめられない(もしそう思っていたとしたらタバコ会社のイメージ戦略・策略にまんまとのってるだけだと思う)。
でもここで禁止とかいう過激な意見をいっても、最終的な人の自由を奪うことはできないし、タバコ税が国の財源で、JTで働いている人たちもいる。
そこでタバコを一箱 千円にしたらどうだろうか。それを機会にタバコを吸う人は減るだろう。しかし値上げした分だけ税収も増える上、会社からすると利益も増える。
どうしてもタバコを吸いまくって早死にしたいという人以外には誰にとってもいいことばかりだと思う。

自動車は排気ガスによって大気汚染を引き起こしているだけでなく、自動車に伴う交通事故によって死亡事故は後をたたない、道路が大量の車によって埋め尽くされている様は見るからに不愉快だ。また道路に面している場所に暮らしているとその騒音も相当なものだ。逆に公共の交通機関を充実させていけばいい。
でもここで自動車廃止と過激な意見をいっても、最終的な人の自由を奪うことはできないし、トヨタや日産といった自動車会社で働いている人は困るだろうし、自動車産業に従事する人も困るだろう。
そこで自動車の最低価格を1千万円にすればどうだろうか。まず道路から自動車の数が減る。そうすれば大気汚染も軽減されるし、死亡事故や騒音も減る。価格が上がる分だけ、自動車会社も利益が上がる。
公共の交通機関は利用者が増え、より充実するだろう。田舎では無理だというならば都心部だけでも構わない。どうしても自動車に乗りたい人はそうすれば1千万以上出して車を買うか、公共の交通機関がない田舎に住んで車に乗ればいい。

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これが独断にすぎるのはわかっている。
また実現もしないだろう。
いや、そういう言い方はやめよう。

目が覚めれば産み落とされていたこの世界。
産み落とされるべき別世界のひとつの空想である。