創造性と偶有性

何日か前の茂木健一郎さんのブログより

 創造的な人は、だいたいにおいて、偶有性(どうなるかわからないこと)を大切にしている。
 そのことは、会って話していればピンとくる。
 一方、教条主義の人はいわば文脈の中の蛙であって、精神を硬くして動こうとしない。

これと連なることかはわからないが、CINEMA塾でよく「自分の価値観を疑う」「自分の考えを壊す」ということをよく聞いた。

これがなかなかできない。そんなことくらいできるよと思ってたけど、映画をとっているときなんかはもう意固地になっていけない。

でも僕の人生はもう偶有性だ。
偶有性を意識するべきだなんていうのはまた教条主義に陥るのかもしれない。でも偶有性を意識して、それを許容するほうがポキッと折れないしなやかさがあると思う。そして他の価値を受容して得られる豊かさがあると思う。