受胎告知

ポレポレ東中野でやってる美の美のルネサンス編にいってきたんですが、ルネサンスのはじまりを告げる画家がフラ・アンジェリコ、フラが修道士、アンジェリコはエンジェル天使ということで天使みたいな修道士というあだ名です。本名は定かではないのですが、キリストを泣きながら書いたといわれています。
このフラアンジェリコが書いたの受胎告知。フランジェリコの書いた聖ガブリエルの羽がカラフルで現代デザインに通じるものがあるといわれているようです。受胎告知を受けている場所がフラアンジェリコがいたサンマルコ修道院のようにも見えます。

フラ・アンジェリコと同じ修道士で画家でありながら対照的にいわれるのがフィリッポ・リッピ。50にして尼僧と駆け落ちし、自分の家に連れて帰った挙句、子供まで生ませ破門されます。その後メディチ家のはからいで破門は解かれるわけです。
ちなみにそのときうまれたフィリッピーノ・リッピも画家になっています。
このリッピが書いた受胎告知。はとが光線出して左側に神の一段がおらしませます

最初はメディチの工房で働き、その後サンマルコ修道院長のサヴォナローラの説く戒律主義に触れあっさりと宗旨替えし、サヴォナローラが失脚するとふぬけになって神秘主義に走ったということで揺れという意味でもっともルネサンス的といわれる画家がサンドロ・ボッティチェルリ、そのボッティチェルリも受胎告知を書いている。
なんかボッティチェルリのかく絵は気持ち悪いように僕には感じます。

ボッティチェルリと同じ工房にいた天才少年がレオナルド・ダヴィンチです。レオナルドがかいた受胎告知。
この受胎告知が20日から上野の国立博物館で公開されます。

受胎告知にもいろんな描き方があるもんですね。これ以降だと空から飛んできてるのとかもいるようです。