書評ー広告コピーってこう書くんだ
広告を直感ではなく、漠然とではなく、きっちり考えて、理論武装して、取り組みたい。そういう意図で買った本をようやく読了。
これを機会に広告の企画書を書くようにしていこうと話し合いました。
今回はちょいデキにあったように付箋を貼って読み進めたのであとから抜き出すのがカンタンでした。
僕が気になったことを書きますと
・「なんかいいよね」をやめる。いいと思ったらなぜいいと思ったのかを考える。
→発想体質をつくる。
・コピーの手順 散らかす→選ぶ→磨く
色々な視点・切り口を探す→受け手にとって意味があるものを探す→わかりやすく印象深いものにするためブラッシュアップする。
たくさん書く(散らかす)ことで選択肢を増やす 100本
・モノと100人の対象との関係性を考える
・かっこつきでその人にとっての正しさやその人にとっての幸せを考えてあげる。
昔の自分の気持ちも忘れないようにする。
・ボディコピーはキャッチコピーを100本書き、その中のいいものをつなぎあわせる。キャッチコピーはそれだけ対象について深く考えている。
・短くシンプルに。広告に興味がない人を振向かせないといけない。
見る人の興味が強いと長くてもいい。見る人の興味が弱いと短くて強いものがいい。
短いものだと話にも上りやすい
描写ではなくて解決するコピーを書く
コピーでうそをつかない。決まり文句をそのまま受け入れるのではなく、本当にそうなのか検証する
書いたコピーの嘘を自分で見抜く
受け手は自分にとって価値があるか、受けての喜びしか考えない。
書き手の喜びと受け手の喜びは違う
意味で書いて生理でチェックする。
コピーの本質、幹をまずはつかんで、そこに葉っぱを増やしていく。
他人を喜ばせたり、満足させるために一所懸命に考えて生み出されたのがクリエイティブ
1.原稿用紙にコピー
2.コピーをビジュアルに載せたときを考える
3.コレを見た人はどう思うか、受け手をイメージする
4.それを他人になんというか、どう伝えるかをイメージする
みんなが言いたいことをいわせてあげる
今、対象がいいたいことってなんだろうって考えて、それを言いやすいように広告をつくる
100万人が100万回口にしたようなことを、なにかのネタをつかってその気持ちをうまく引き出し、みんながそう言える様な工夫をする
コピーを使って、遊べたほうが、そこに喜びや興味を感じる
かたちの上でだけ納得できるだけではだめ、それで商品を買う気になるコピーが大切
広告の目的さえ忘れてなければ、いいめちゃくちゃは歓迎
ほんの些細なアイデアや工夫でも受け手が喜んでコミュニケーションにつながるものは価値が高い
正しいことを言うときこそサービス精神が必要
正しいうえに面白い、正しいうえにかっこいい、正しいうえにお茶目
受け手の現状を肯定することから始める
いい企画には、生まれてきた道筋にちゃんとした理屈がある
そういえば=そうだね が コピー
知っているはずなのに、言葉にできなくて眠っている、暗黙知みたいなものを上手についてる
いまは、どういう考えが「そりゃそうだ」「そういえばそうだね」「そんなのわかんない」なのかをいつもつかんでおく
今の時代は言葉にもキャラクターのようなものが求められる
変わったものや非凡なものはインパクトはあるが、間口は狭い
強い普遍は平凡な表現のすぐ横にある。間口は広い