間違いなく傑作

今日はバベルを見てきたわけですが、これは現在のところ今年一番の傑作です。皆さんも絶対に見たほうがいいです。

一番近い人間との気持ちが通じない、でも通じたような気がする瞬間がある。だからまだ希望があるような気がする。そんな映画だと思います。

だから予告みたいに「バベルの塔を作った人間が言語を分かたれ、バラバラになった」みたいな話ではないですね。

ロッコアメリカ、メキシコ、日本と4つの舞台でそれぞれの物語が展開していくわけですが、この2時間半の映画を全く飽きさせることなく一気に見せるアレハンドロ・ゴンザレス・イナリトゥの力量たるやかなりのものだなと。

このバベルが新鮮に感じたことのもう一つの要因は登場人物の人物描写が敢えて少ないということです。なのにその人物に感情移入することができることが素晴らしい