書評・金持ち父さん貧乏父さん


この本を読んで、まず目から鱗とういことは、お金のことをいつも考えているのは金持ちではなくて貧乏人だということ。
金持ちは金をどうやって生み出すかということは考えているが、金に追い掛け回されてはいない。
貧乏人は明日の支払い、家賃、ローンの返済、お金のことばかり考えていて、お金に追い掛け回されている。お金はそんなにいらないとか、お金よりも大切なものがあるとか自分を慰める言葉はかけるが、結局一番お金のことを考える人になってしまっている。

また資産と負債という考え方。資産はお金を生み出すものを資産という。負債はお金を奪っていくものを負債という。これを負債は借金と思う人がほとんどだが、この本の中の負債は違う。維持費がかかる車や住宅でローンなどがついているものはすべて負債だ。
逆に利益を生み出す株式や、不動産、ビジネスなどが資産になる。
でもほとんどの人は少し収入が増えると資産ではなく負債になる車や家とかばかり買おうとするんじゃないか?そのローンや維持費で結局また働かないといけなくなり、すこし返し終わるとまた買い換える。
で、またそのために働く。こんなことを繰り返しながら、年をとり、死んでいく。

僕は京都にいたときは明らかに貧乏父さんだった。はっきりいって騙されていた。
でも、今は違うといえる。
それは現に前よりお金をもっているという理由だからではない。
考え方が変わったのだ。