マッサージ

昨日今年初めてのマッサージに行ってきました。野方のフットマンというところでhttp://www.footman.jp/かなり痛くてよかったです。

今僕が一番好きなことというのはマッサージに行くことなのですが、もうすごい数のマッサージ屋に行っています。
このマッサージ好きなのは実は最近に始まったことではなくて、もう10年以上前から好きだったんです。ただ、最近までお金がなくて行けなかっただけで。

最初にマッサージが好きになったのは温泉にいったときにしてもらってからです。そのときは按摩さんだったのですが、今のマッサージとは全然違うものでした。按摩さんは、まあ本当に目が見えない人なのですが、その人が体に手ぬぐいをあてて押すのではなくて擦るのです。その擦る指が妙に骨ばっていてそれが刺激になっています。ただ結局は摩っているだけですから、断然今のマッサージのほうが気持ちがいいわけですが、その按摩さんが目が見えないということ、あと帰っていくときに蟹が歩くように横に手を広げてがにまたでとことこ歩いていく姿は深く印象に残りました。

そのときに仰々しく思ったのは、マッサージというのは素晴らしいなと思ったわけです。何が素晴らしいかというとマッサージというのはサービスの終着点だと思ったのです。現代人はとにかくサービスを受けようと躍起になっているわけで、如何にいいサービスを受けるか、多くサービスを受けるか、人よりもサービスを受けるか。
それで按摩さんは人を按摩すると、それはそれで疲れるわけじゃないですか、でも按摩さんは按摩さんを呼んだりしないだろうなと思ったわけです。だったら按摩さんは按摩されないままこったままでそこでサービスは終わっちゃうんだなと思ったわけです。
今考えると破綻した論理なんですけど、ああ按摩とは高貴な仕事だなと思ったのです。それが理由でマッサージが好きになったわけではないんですけど、そのころは坊主くらいしかしていなかったから、何もすることがなくなったら按摩でもしようかなとも思ったものでした。それも按摩さんに失礼な話ですが。